デザイナーならストーリーを語れ。
「デザイナーならストーリーを語れ。それができなければ、他の職業を探せ」
デザインポリスというデザイン会社のメンバーである、リチャード・ファン・デル・ラーケンがアントンベークの下で研修中だったころに言われた言葉である。
私自身、「デザインは自由だ」とずっと思ってきた。どんな思いが込められていようがいまいが成立するものだと。
しかしやはりデザインにメッセージが含まれているほうが見る価値はあがるだろう。政治的なメッセージが含まれていれば、社会に対する反抗や、意見を述べる要素となる。
グラフィックデザインにおいてメッセージを練りこむいくつかの方法がある。
1.言葉に複数の意味を持たせる
これはartis(アーティス)という動物園のポスターである。動物園の名称を「Art is」ともじった作品である。ポップなカラーリングとイラストで楽しげな雰囲気が感じられる。
2.ある形に2つの意味を持たせる
3.パロディ
2002年に作られた、自主的なプロジェクトのポスターである。当時論争を呼んでいた右翼政治家のパロディポスター。
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このようにポスターには制作者の遊び心や意図が隠れているのである。じっくり観察してみると面白いだろう。 これからもたくさんのグラフィックを見ていきたい。
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DRIES VAN NOTEN <MEN A/W 2020-2021>
今更ながらDRIES VAN NOTEN 2020-21AWを見た感想をここに記したいと思う。
簡単な言葉ではあるが、「かっこいいな」というのが正直な印象。
ショーに使われている音楽も面白く、最初の男性の呼吸音だと思われるものはインパクトがあった。
<個人的に気になったlook>
foxのファーにパープルの鮮やかなパンツという先頭にふさわしいスタイリングだと感じる。
このスタイリングを見て、ショーツにオーバーめのシャツを合わせるのもありだなと感じた。
純粋にこのニット好き。色味もゆったり具合も。雰囲気の離れたハトメのベルトを使っているのもいいですね。
このスタイリングを見たら、インナーに着ているシャツの袖をカットソーから出しているということがわかる。見たらわかることだが、ついつい胴体の中央に目が行きがちで見落としやすい気がする。このように自分たち服好きが真似できるような面白い着方のテクニックが散りばめられている。
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簡単ではあるが私自身の印象をまとめてみた。
滑らかな生地のシャツやショーツ、色鮮やかなものが多く、春夏のルックを見てるようにも感じた。
〔11/29〕CG-ARTS検定 解答速報が発表されました
ついに CG-ARTS検定(後期)の解答が発表されました!!!
自己採点した結果を発表します↓
CG-ARTS 過去問&解答↓
https://www.cgarts.or.jp/kentei/past/img/2019_11/cgc3b19.pdf
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syoshinsyadesuyo.hatenablog.jp
【自己採点結果】
採点してみたところ、なんと
正答率 87.5% でした!!!!!!
まさかの誤答は40問のうちの5問。
合格は7割前後と聞いているのでおそらく受かっていると思います。
正直結構不安だったので嬉しいです。
問題を一旦すべて解き終えた後葛藤していたところが良い感じに正解していたので最後まで頑張って良かったなと思いました。
まだ本当に合格したというわけではないので喜ぶのもほどほどにしておきます。
〔11/24〕マルチメディア検定を受験してきました
本日、CG-ARTS検定のひとつであるマルチメディア検定を受験してきました。
正直合格している気がしません。
というのも初めて受験してみていろいろと思うことがあります。
あまり対策がうまくできませんでした。
もともと自分の通う大学側から、うちの合格率は7割程度であると聞かされていました。正直偏差値もあまり高くない大学ですし、うちの大学で7割なら普通科出身の自分でもそれなりに勉強すれば受かるだろうと思っていました。
しかし実際にCG-ARTS側が出しているテキストと問題集を夏休みにやってみたところ、普通科の高校を出た私にとっては思った以上に知らない用語や覚えることがあり、気合を入れて勉強しだしました。
そして月日はあっという間に流れ、気づいたら11月に。
検定までもう少しとなり、最近の出題傾向をつかむためにも2018年後期、2019年前期の実際に出題された問題をやってみました。
すると問題集に掲載された問題は9割以上できるようになったにも関わらず、正答率が5,6割となってしまったのです。問題の出題傾向が大きくずれていることに気づいた私はとりあえず、その二つでも9割以上とれるように用語を覚えていきました。
ついに試験当日、受験票と自信を持って、会場に入っていきました。
試験が開始し、回答しだしてまず驚いたことが、全員共通の問題である第1問(計4問)の回答結果です。アイウエの4択のうち、すべてが”イ”に該当したのです。全部の回答が同じとなり、自信を持って回答したものの少し不安になってしまいました。
そして問題を解き進めていると、大門一つの中に必ず、今までに解いたことのないような問題が出題されていることに絶望しました。この検定の合格条件は正答率約7割あたりです。なので単純に計算をすると、大門が全部で10あり、一つにだいたい5問なので全部で50問前後。よって大門一つにつき一門だけミスが許されるかどうかというラインなのです。
問題集もやり過去問もやった自分にとって予想外の展開となってしまいました。
その結果回答時間最後まで葛藤し、萎れて会場を後にしました。
今考えると詰めが甘かったのだろうとも思います。
工業高校卒業者の強さを感じました。
それにしても傾向が全然つかめないなと感じます。
問題集を改訂したほうがいいのではないかとも思います。
30日後に結果が出るそうです。
結果が出たらまたブログにしようと思います。
【個展】レコードから生まれる音のかたち
先週の土曜、9/28に『有山達也展 音のかたち』に行ってきました。
有山達也さんは東京藝術大学を卒業後、自身のデザインストアを設立し、そして文芸、料理、写真、漫画と数々のジャンルのエディタルデザインでキャリアを重ねてきた方です。
この展覧会は、有山さんがデザインの仕事の傍ら集められたレコードコレクション、ヴィンテージオーディオから生まれる「音」をテーマにしています。
会場には様々な写真が飾られていました。
なかでも、溝のような線が並んだ写真が際立っていました。
実はその写真はレコード盤の溝をズームしたもので、この溝から音が生まれるのかと思うと、すごく繊細なものに感じました。
会場の片隅にはレコード盤が周り、スピーカーから心地よい音が流れていました。
改めて考えてみると、今までに、レコードが回っているのを実際に見たことがなかったように思います。
私たち若者からすると古いものが、ある意味新しいものだと感じることがあるなと思います。
その良い例がこのレコードであり、新鮮に感じました。
今回、レコードという音の源に注目する事で、この展覧会のテーマである「音の可視化」に触れることができたと思います。
まわりにありすぎて一見あまりよく考えない音について考える機会をもらえた気がします。
是非一度訪れてみてください。
10/5までです。
11:00〜19:00
日曜祝日休館
入場無料
【個展】AFTERL-IFE WORLD
DIESEL ART GALLERYにて開催された、MAD DOG JONES(マッド・ドッグ・ジョーンズ)による世界初個展「AFTERL-IFE WORLD(アフターライフ・ワールド)」に行ってきました。
ジョーンズはカナダ・トロント出身のビジュアルアーティストです。
私自身、この個展の存在を知るまで知りませんでしたが、instagramで絶大な人気らしいです。
ジョーンズの作品はサイバーパンクと大自然を融合させた物です。相反する2つの要素が混ざり合い、独特な雰囲気を生み出していました。
日常的な空間に、非日常的なものが入り込んでいてジョーンズ自身が何を考えているのか正直よくわかりません笑。
ただ、会場の入り口にある作品から始まり、時間の経過が展示に表現されているのではないかと感じました。
1人の女性のアップダウンのある人生の一部の切り取りだと思います。
11月14日まで開催されているので是非行ってみてください。
《展覧会概要》
タイトル:AFTERL-IFE WORLD(アフターライフ・ワールド)
アーティスト:MAD DOG JONES(マッド・ドッグ・ジョーンズ)
期間:2019.8.30〜11.14
会場:DIESEL ART GALLERY