デザイナーならストーリーを語れ。
「デザイナーならストーリーを語れ。それができなければ、他の職業を探せ」
デザインポリスというデザイン会社のメンバーである、リチャード・ファン・デル・ラーケンがアントンベークの下で研修中だったころに言われた言葉である。
私自身、「デザインは自由だ」とずっと思ってきた。どんな思いが込められていようがいまいが成立するものだと。
しかしやはりデザインにメッセージが含まれているほうが見る価値はあがるだろう。政治的なメッセージが含まれていれば、社会に対する反抗や、意見を述べる要素となる。
グラフィックデザインにおいてメッセージを練りこむいくつかの方法がある。
1.言葉に複数の意味を持たせる
これはartis(アーティス)という動物園のポスターである。動物園の名称を「Art is」ともじった作品である。ポップなカラーリングとイラストで楽しげな雰囲気が感じられる。
2.ある形に2つの意味を持たせる
3.パロディ
2002年に作られた、自主的なプロジェクトのポスターである。当時論争を呼んでいた右翼政治家のパロディポスター。
_______________________________________________________
このようにポスターには制作者の遊び心や意図が隠れているのである。じっくり観察してみると面白いだろう。 これからもたくさんのグラフィックを見ていきたい。
Please follow me!